“人生の転機”などと言うと「何とおおげさな・・・」と思われるかもしれませんが、
FXとの出会いは私にとっては正にそれでした。
一回り近く年上の主人の羽の下に守られながら20年近くヌクヌクと暮らしておりました。
主人は友人と共に小さな会社を経営しておりましたが、
あるときその会社がトラブルに見舞われ崖っぷちに立たされました。
小さな会社ですから、今までにも何度かは危機感を抱く事はありましたが、
今回のような本当に深刻な状態に追いやられたのは初めてでした。
今考えれば一時的な事だったのですが、その時は途絶えてしまった収入、それどころか会社を存続させる為に反対に個人の貯蓄も持ち出してつぎ込むような状態で、お気楽に永年暮らしていた私にも「これはただ事ではないぞ・・」という危機感がヒシヒシと伝わってきました。
いつも明るく前向きな主人でしたが、ある時一言ぽつりと「あ〜 色々重いな。
少し疲れたよ」という言葉を口にしました。
勿論私に対して言ったわけではありませんが、それを耳にした私は"重い中には私達家族も含まれているのだ。これは何とかしないと主人が潰れてしまう。せめて家族の重みだけでも彼の肩から取り除いてあげたい”こんな思いが頭をよぎりました。
「家庭の事はとりあえず私が何とかするからあなたはとにかく外の事に全神経を傾けて。」
そんなふうに言えたらお互いどんなに楽になるのだろう。
そう言えたらいいなぁ・・がそうなりたい。という強い気持ちに変わっていきました。
こうなると女性は強いもので、眠りかけていた母性本能がバリバリと目覚めて
「私が家族を守る!」と今思うと恥ずかしくなるような決意をしていました。
ところが高い理想を掲げたものの・・現実はけしてあまいものではなく
永年主婦業に専念していた私がそんなお金を稼げるはずはありません。
どうすればいいのか必死に考えて結局でてきた結論は。。。。
自分の体で稼げないならば誰かに協力してもらえばいいのではないか・・
誰かといってもそんな事に協力してくれる人などいるはずはないのですから
(当たり前ですよね・・働いてその分の賃金を人にあげるなんて)
「そうだ、自分の持っているお金に助けてもらえばいいのではないか・・・
以前何かの本で読んだ今寝ているお金にも働きにいってもらえばいいのではないか・・」
というものでした。
ただその時は家庭用の貯蓄はほとんどゼロに等しい状態なので、
子供2人にかけていた保険を解約しそれを元でに投資を始めました。
貯蓄ゼロな上更に子供のために貯めていたお金に手をつけるのですからもう後がありません。
後戻りする橋は自らの手で焼いてしまいました。
最初に始めた株の莫大な数の銘柄選びに疲れ果てていた私はたまたま書店で見つけた
FXの本の中にある通貨の組み合わせ種類の少なさににんまりしてしまい
無謀にも「簡単そう!」などと思ってしまいました。
知らないとは恐ろしい事でもあり同時に幸せな事でもあるのですね(笑)
けれど実際始めてみると右も左も分からないのですから、「簡単そう!」などとんでもありません。
何度読んでも理解できなくて「もういや。止めた!」と本を放り投げた事も数え切れない程ありました。
それでも本→実践→本→実践と繰り返すうちに少しづつではありますが、
実に力というか自分独自の方法が確立できてきたように思います。
といってもやはり主婦ですから、大きな賭けに出ることはせず
「これでランチ代が出来た。夕食の食材代が出来た」
という感じで小さな利益もきちんと確定していきました。
小さな利益といっても今まで通り家にいながら、子供達との時間を削ることなく普通のパートさんでもなかなか頂けないような金額を手にすることが出来るのですからありがたいことです。
ずぶの素人だからこそ、経済の事が良く分からないからこそ稼がせてもらえる事に慎重になり
同時に相場に対して常に強い感謝の気持ちがありました。
勿論その気持ちは今も全く変わりません。
以前の私は贅沢という意味ではないのですが とても物に執着していた気がします。
洋服やカバンなどで武装を施していないまる裸の自分が評価されるのは怖い。
というような感覚だと思います。
そして何よりいつも養ってくれている人の顔色や意見にとても左右される弱い存在でした。
色々不満があっても
“結局はこの人がいなくなったら自分達が路頭に迷ってしまうのだから。。。。”
というように諦めに似た気持ちで。
ですので、主人に対してもとても対等に正面から向き合えるような状態ではありませんでした。
でも自分の手でお金を稼げるようになった今は『これからもし何かあっても
最悪自分さえいればなんとか大事な人を守っていけるし、今持っている物を失っても
また一から積み上げていけばいいんだ』と思えるようになり、とても気持が楽になり余裕ができました。
そして一番の変化は自信を持てたのでしょうか・・?何よりまる裸の自分自身を好きになりました。
家庭の中心である母親がこのように変わってくればその影響は遅かれ早かれ家族に及びます。
我が家も例外ではなく、相手を思いやる気持ちが膨らみ、
笑顔が増え、皆の口から語られる夢も広がりました。
夫婦の会話も今までは家族の話題中心で限られていたものが
まだまだ私の不十分な知識ではありますが、経営の話や経済の話まで着実に広がってきています。
投資と出合わなければけして見ることが出来なかった素敵な景色が見える場所に今私は立っています。
『幸せは人に与えてもらうものではなく自分の手で掴み取るもの』という事もきちんと理解することができました。
そのうえ普通に生活していたら絶対に巡り合う事は出来なかったような私の人生に素晴らしい影響を与えてくださる沢山の尊敬出来る方々との出会い、微力な私の相談に真剣に耳を傾け法人設立を勧め、後押ししてくださった素敵な女性会計士の先生との出会などのビックプレゼントつきで。
小さな勇気と小さな一歩で弱虫で何も出来なかった私がここまで変われました。
ごくごく平凡な私にこれだけの変化が起こりました。ですので小さな勇気と小さな一歩を使えばどなたにでも素晴らしい変化が、そして自由を掴み取れるチャンスがあるという事を理解して頂き、一人でも多くの方が余裕のある安心した笑顔の絶えない時間を沢山持てることを願ってやみません。
